
年末年始、ダブルパンチからの再スタート
2024年の年末、身体に違和感を覚えた。発熱、関節痛、咳。病院での診断はインフルエンザA型。仕事が立て込んでおり休まなかったことがたたり、疲れがたまり、免疫力がさがっていたのだろうか、39度を超える熱に数日うなされた。ようやく熱が下がり、仕事をそろそろと始めていた矢先、今度は痛烈な喉の痛みが再燃。念のために受けた検査で、まさかの新型コロナ陽性。年が明けてまだ数週間というタイミングで、またも隔離生活に逆戻り。50代に入ってから、ここまで体調を崩したのは初めてだった。家族にも感染してしまい、しばらく夫婦は没交渉になり後に、ブーイングが大変だった。
1月はほとんど、寝たり起きたりの繰り返しだった。テレビを見る気力もなく、スマホも手に取るのがやっと。寝ている時間が多い割に、眠りは浅く、体の節々は痛み、気持ちも沈んでいった。ようやく少しまともに動けるようになったのが2月に入ってから。だが、体力は見る影もなく落ちていた。階段を一階分上がっただけで息が切れる。胸が苦しい。通勤どころか、最寄りのスーパーまで歩くだけでぐったりする始末。
そして今日、3月の初旬。ようやく自分の足で外を歩き、ほんの少しだけ春を感じながら「リスタート」の朝を迎えた。
病気で痩せたかと思いきや、久しぶりに体重計に乗ると65.3kg。身長160cmの自分にとって、BMIは25.5。れっきとした「肥満1度」だ。入院や寝たきりでは筋肉が落ち、代謝が下がる。その結果、体脂肪率は上がり、ぽっこりお腹だけが目立つ体型になってしまった。年齢的にも、代謝の回復には時間がかかる。ここで何もせずに放置すれば、次に体を壊したときには、もっと深刻なダメージになるような気がする。
今日は、まず白湯を飲み、軽いストレッチをして、朝日を浴びた。たったこれだけのルーティンでも、体が少しずつ目を覚ましていく感覚がある。朝食は、お粥に梅干しと味噌汁、そして卵焼き。入院食のようなメニューだが、今の自分にはこれがちょうどいい。食欲はあまりないが、「食べること」が体をつくる第一歩。ゆっくり噛んで、味わうように食べた。
午前中は自宅で軽作業。リモートワークのおかげで、社会とのつながりは保てている。ただ、PCに向かって30分もすると、目がショボショボしてくる。集中力も明らかに落ちている。無理せず、15分単位で休憩を挟みながら、少しずつ仕事のリズムも取り戻していきたい。
午後は、散歩がてら近所の川沿いまで歩いてみた。片道10分ほどの道のりだが、足取りは重い。でも、風に揺れる木々や、土手に咲き始めた菜の花を見るだけで、心が少し軽くなる。春が近づいている。自分の体も、春と一緒に目覚めてくれるといい。
夜は、ささみとブロッコリーのサラダ、雑穀米、野菜たっぷりのスープを用意。もちろんノンオイル。塩分も控えめ。食事制限というより「整える食事」を目指したい。若い頃のように、極端な糖質制限や断食で痩せるつもりはない。今の自分に必要なのは、焦らず、壊さず、育て直すような生活習慣の再設計だ。
病気を通して、自分の体の弱さと、これまでの無理の積み重ねに気づかされた。これからの目標は「ただ体重を減らす」ことじゃない。基礎体力をつけ、健康な体を取り戻し、人生後半をより快適に過ごせる自分をつくることだ。
今日が、その第一歩。焦らず、一歩ずつ積み重ねていこうと思う。
1月はほとんど、寝たり起きたりの繰り返しだった。テレビを見る気力もなく、スマホも手に取るのがやっと。寝ている時間が多い割に、眠りは浅く、体の節々は痛み、気持ちも沈んでいった。ようやく少しまともに動けるようになったのが2月に入ってから。だが、体力は見る影もなく落ちていた。階段を一階分上がっただけで息が切れる。胸が苦しい。通勤どころか、最寄りのスーパーまで歩くだけでぐったりする始末。
そして今日、3月の初旬。ようやく自分の足で外を歩き、ほんの少しだけ春を感じながら「リスタート」の朝を迎えた。
病気で痩せたかと思いきや、久しぶりに体重計に乗ると65.3kg。身長160cmの自分にとって、BMIは25.5。れっきとした「肥満1度」だ。入院や寝たきりでは筋肉が落ち、代謝が下がる。その結果、体脂肪率は上がり、ぽっこりお腹だけが目立つ体型になってしまった。年齢的にも、代謝の回復には時間がかかる。ここで何もせずに放置すれば、次に体を壊したときには、もっと深刻なダメージになるような気がする。
今日は、まず白湯を飲み、軽いストレッチをして、朝日を浴びた。たったこれだけのルーティンでも、体が少しずつ目を覚ましていく感覚がある。朝食は、お粥に梅干しと味噌汁、そして卵焼き。入院食のようなメニューだが、今の自分にはこれがちょうどいい。食欲はあまりないが、「食べること」が体をつくる第一歩。ゆっくり噛んで、味わうように食べた。
午前中は自宅で軽作業。リモートワークのおかげで、社会とのつながりは保てている。ただ、PCに向かって30分もすると、目がショボショボしてくる。集中力も明らかに落ちている。無理せず、15分単位で休憩を挟みながら、少しずつ仕事のリズムも取り戻していきたい。
午後は、散歩がてら近所の川沿いまで歩いてみた。片道10分ほどの道のりだが、足取りは重い。でも、風に揺れる木々や、土手に咲き始めた菜の花を見るだけで、心が少し軽くなる。春が近づいている。自分の体も、春と一緒に目覚めてくれるといい。
夜は、ささみとブロッコリーのサラダ、雑穀米、野菜たっぷりのスープを用意。もちろんノンオイル。塩分も控えめ。食事制限というより「整える食事」を目指したい。若い頃のように、極端な糖質制限や断食で痩せるつもりはない。今の自分に必要なのは、焦らず、壊さず、育て直すような生活習慣の再設計だ。
病気を通して、自分の体の弱さと、これまでの無理の積み重ねに気づかされた。これからの目標は「ただ体重を減らす」ことじゃない。基礎体力をつけ、健康な体を取り戻し、人生後半をより快適に過ごせる自分をつくることだ。
今日が、その第一歩。焦らず、一歩ずつ積み重ねていこうと思う。